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新潟、十日町、大地の祭りに行ってきました。その2

  • 2009年07月27日(月)
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精霊と語り合いながらの暮らしている農民の暮らしはア−トそのもの、カービングの工房では一対のトーテンポールを彫っていました。あっというまに、そのへんにころがっている竹の端材の紋様をいかし龍のような口琴を作る様子は職業的に口琴を作っている職人の比ではないと感じられます。
近代化というのは分業の歴史で専門家されてもアートとはかけ離れて行く。暮らす事を慈しみ楽しむ山岳民は達人。暮らしを味わい、慈しむ結果が結果として作品になっている。この過程をすべて残さず記録しようとするキドラットの鋭いカメラワークが物語っています。すべてをともに味わいたいと思いました。

トーテンポールを下の工房から運び上げるのはアートそのものでした。太い松の木をカービングで彫り上げたものを人力で担ぐ、ガンサと呼ばれる、リズムとメロディーを表現するドラと正装のフンドシでぬかるみの細い坂道を知恵と技術を神聖な儀式として担ぎ上げる姿は、現代の重機を駆使して施行する工事とは全く別の、崇高なものでした。